Loves Jack Jack Stories 森永邦彦

人気の「アンリアレイジ」というブランドを率いるのが、ファッションデザイナーの森永邦彦氏。紫外線(太陽の光)で色が変わる服など、他に類のないコンセプトと最新のテクノロジーを活かしたコレクションで、内外に熱心なファンを持つ。

森永邦彦

森永氏は、ジャック ダニエルのラベルのアイコン性に注目している。アイコンとは誰でもすぐわかる価値を持っていること。ファッションデザイナーの目から見て、ジャック ダニエルのブランド性は魅力だと語る。

「僕がおもしろいと思ったのは、ジャック ダニエルのラベルに敬意を払っていると一目見て分かる、レイナード・スキナードのTシャツでした。あれはジャック ダニエルのブランドがしっかりしているから、Tシャツの図柄を見た人が、“あれ、なんか違う”と違和感をおぼえる。日常に非日常を持ちこんだときのズレ。僕はそこがファッションの醍醐味だと思っています」

リアル(現実)+アンリアル(非現実)+エイジ(時代)を組み合わせての命名といわれる「アンリアレイジ」。森永氏が手がけるコレクションは、リフレクト効果を使い、ある種の光があたると模様を反射する服だったり、夏であろうと冬であろうと表面温度が常に32℃に保たれる服だったり、着る人が大人であろうと子どもであろうと自分の体型に合わせて着こなせる服だったり。常に話題を呼んでいる。デザイナーの夢ともいえるパリのファッションウィークにも参加し、海外での評価も抜群に高い。

「年に2回のコレクションのために作る服が600着。合わせて店舗がありますから年間1000を超える服を考えています。一日一着でも追いつかない。でも、ブランドを始めたきっかけが、自分が作った服を広めていきたいということだったので、アシスタントもつけないで、一人でデザインしています」

仕事が一段落するのが深夜を回った頃。そこから数時間を自分のためにとってあると言う森永氏。パートナーはジャック ダニエルだ。

森永邦彦

「僕がお酒でもっとも好きな部分は香りです。ジャック ダニエルはいい香りだし、口あたりもよくてとても気に入っています。オンザロックで飲んでいると、仕事で興奮していた気持ちが落ち着いてきて、むしろ頭の中が澄んできます。明日へ向かうエネルギーを、ジャック ダニエルがサポートしてくれる感じです。祖父はウイスキーが大好きで、僕が成人したら一緒に飲もうと思って、たくさん買い込んであったんですが、あいにくそれは叶いませんでした。祖父が存命だったら、一緒にジャック ダニエルを飲めたんだろうなあと思うこともあります。」

ジャック ダニエルだからおいしい。ジャック ダニエルだから楽しい時を分かち合える……。人生の様々なものと結びついているのが、ジャック ダニエルらしさといえる。それを人は大事にする。森永氏も自分らしさを守ることを常に心がけている。一人ですべてのデザインを手がけ、他の追随を許さない創造性を守ってきたからこそ、2003年設立の「アンリアレイジ」がブランドとして揺るぎないものとなったのだろう。

「らしさ」があるから、存在する価値がある。アンリアレイジも、ジャック ダニエルも、そのいい証明だ。

森永邦彦
森永邦彦
ファッションデザイナー
「神は細部に宿る」という信念のもと作られた色鮮やかで細かいパッチワークや、人間の身体にとらわれない独創的なかたちの洋服、テクノロジーや新技術を積極的に用いた洋服が特徴。2005年秋、06S/S KEISUKE KANDAと共に東京タワーにてコレクションを発表。以降、東京コレクションに参加。2014年、15S/Sよりパリコレクションデビュー。
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